ファイナ○ファンタジーの様な名前だけの駄作が何故製作され続けるのか?

この某ゲームはそのネームバリューを武器に今もまだ根強くヒットし続けるテレビゲームにおける対策RPGだ。にも関わらず一方でこのゲームは既にオワコンだと言われることもある。もはや不動の地位にありながらこれ以上の発展は見込めずただそのネームバリューと復活に期待する一部ユーザーによって存続を続ける過去の産物になろうとしている。というのが私の感想。何故、私はこれらを駄作だと感じるのだろうか。

過去に例がないほどナンバリングの意味を持たない駄作ゲーム

最新作が面白いか面白くないという問題ではない。13は実際にゲームとしての出来は悪くない。しかしだ。ゲームとしての出来が問題ではない。ナンバリング作品として全てが駄作なのだ。この作品も早14作(だったけ?)。そこに過去の面影はあるか?1や2と比べてそこにナンバリングされている必然性があるか?あるわけない。これは最早べつものだ。

最近は進化しているわけではなく突然変異になっている

通例、生物界における進化というのは過去の遺伝子を概ね踏襲する形で行われる。それと同様にゲームも本来そういう形で行われていくのが理想である。
全盛期と言われた→4→5→6→7→という流れを見てみよう。この頃は進化であった。4はファミコン時代の1,2,3の良さを組み込む形で制作されたいた。5も然り、過去の作品すべてを見直し、良かった個所を抜き出す。それをベースに新たなシステムや画像を肉付けしていく。中には新しいものが外れることはあっても純然とそれは成長であり進化であった。そういう過程で生み出されて来たものであるから、例えば5にジョブがあろうがそれは3を踏まえた上で作られたものであるし、その3は過去の作品を踏まえた上で作られたものであるから必然的に5のジョブシステムには過去の作品のエッセンスが盛り込まれることになる。その流れの上で全ての作品は当然ながら1を踏まえた形で作られることになる。意識せずとも1という存在がベースにあることになる。

では、現在のこの作品を見てみよう。現在、行われているのは進化ではない。システムの取り換えだ。例えば、戦闘システムの取り換え。成長システムの取り換え。これは成長ではなく突然変異。ある一部の遺伝子が突然変化するのだ。突然変異も定着すれば進化となり得るだろう。しかし、次の作品を作る際にまた突然変異させている。つまりシステムの取り換えだ。突然変異だけで新しいものを作りだそうとしている。突然変異だけで作りだされたものは、過去のつながりが気迫になる。それを繰り返せば過去の作品と全く別のナンバリングすべきでないものが生じる。そう感じるのだ。

9の頃からおかしくなった制作

9のコンセプトにあった「原点回帰」。これは史上最悪のコンセプトだ。上記のように進化という過程で制作されていればそもそも回帰する必要性などどこにもない。常にベースは1に存在している筈だからだ。「原点回帰」なるコンセプトを打ちだす必要があったというのは、ベースが既に狂っているという何よりの証拠であろう。既に狂っているという点では8からだったとする方が正しいのかもしれない。

新しいことに挑戦することの意味

新しいシステムを取り入れるなと言う事ではない。それは大いにやってもらいたい。その上でしなければならないことが抜けているのだ。過去作品の見直しと踏襲。これを怠って作られた作品はナンバリング作品を通じてその作品が持っているベースを見失うことになる。ベースが同じでないというのは、最早べつものだ。言うなれば、スライムの出ないドラゴンクエストを平気で作っているようなものだ。ベースが統一されていないというのをナンバリングとして発売し続けているのだ。故に私はこれらを駄作だと言っているのだ。

結論

今現在おまいらが作ってるものは、過去の作品とどことなく似ているものに過ぎない。そしてこれは、この作品に限った話ではない。ナンバリングものを出す時には過去の全ての作品を見直すこと、それは当然の事なのではないだろうか。そうでもしなければ、ナンバリングだけされた駄作が産みだされるということを警告しているのかもしれない。

さて、このゲームを作っている従業員は今度15を作る時にはまず、
1〜14を最低2回くらいはクリアしてから製作を始めやがれ
ということだ。

16と作る時には15で2回クリアしていても再び
1〜15を最低2回くらいはクリアしろということだ。