出会い系サイト規制強化で闇が加速するかもしれない。

まずは、こちら、
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071028/crm0710280206001-n1.htm
有害対策集中対策案のポイント

  • 出会い系サイト規制法を改正し未成年者利用の防止を徹底。
  • 有害サイトへの適切な判断力を育成するため、学習指導要領を改定し情報モラル教育を推進。
  • 出会い系以外の有害サイトの法規制は見送り。
  • 有害サイト閲覧を制限するフィルタリングの普及促進。
  • 関係機関による「ネット安全・安心全国協議会」設置。警察のサイバーパトロールを民間委託。

簡単にいうと、出会い系サイトを未成年にとって、完全悪として、徹底的に監視しようというもの。
何が気になるかというと、
完全に監視することなどできるのだろうか?
全ての出会い系サイトを監視し、全てのネット人の認証をとって、全てにフィルタリングする。
年金一つ把握しきれなかった今の日本にこのようなことができると思えません。海外で開かれた日本向けサイトに関してはどうするんでしょうか?要は、絵に描いた餅なんです。到底、全てを監視できる状態ではない・・。
そんな状態で、規制だけ強めるとどうなるか?それは、規制の目をかいくぐったサイトが、より、見えづらくなってしまう。法の規制自体も闇サイトを覆い隠すことになってしまうかもしれません。出会い系サイト自身に需要はあるのです。それをむやみに、規制すれば、歪みの形が変わるだけです。


まず、すべきことは、規制でなく現状把握すべきだと思います。政府はどこまで、闇の出会いサイトに関して知識を持っているのでしょうか?その知識もなく、臭いものだからといって、蓋をすればいいというわけではありません。ましてや、そこかしらに穴の開いた蓋です。
現状を正確に判断しもう一度分析しなおし、もう一度考えなおすべきだと思います。
政府関連者の方からは、「きちんとサイトを見て考えてる!」なんて言う方もおられるかも知れませんが、見ているサイトなど氷山の一角のはずです。
でなければ、
出会い系サイト規正法

出会い系サイト規制法 インターネットの出会い系サイトを利用して18歳未満の未成年者に性交渉を持ち掛けることや、未成年者がサイト掲示板に相手を募る書き込みをすることを禁止する法律。年齢、性別を問わず一律100万円以下の罰金。事業者には未成年者の利用禁止の明示や、未成年者でないことの確認を求めている。携帯電話の普及で出会い系サイトをきっかけにした児童買春などが急増したのを受け、被害防止を目的に平成15年9月に施行された。

が出来たときに、問題は解決されてい筈ですから・・。
【参考】http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071028/crm0710280206001-n1.htm