教育現場に潜む悪。教育をダメなものにしたのは、マスコミである。

自分の考えを先に言っておく。
教育現場をダメにしたのはマスコミである。
もっと正確に言うと、現段階では、教育現場を酷く見せているのはマスコミである。
これは、多くの人の意見と合致するのではないか?ひょっとすると、周知かも暗黙の了解かもしれない。
今日の産経でのこの記事。産経らしい煽りだ。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/071107/edc0711070337000-n1.htm

理不尽な親が目立つようになった背景はなんだろう。プロ教師の会を主宰する日本教育大学院大学の河上亮一教授は「『国民』を育てる、という公教育の基本理念を見失ってしまったことが最大の要因ではないか」と指摘する。

これが嘘だとは言わない。確かに多くなっているのかもしれない。ただ、目立たせているのは、他ならぬ、マスコミ自身ではないか?

1.マスコミは酷いものを世間の標準感覚にもっていく。

新聞社やテレビ関係等のマスコミが扱うのは、明らかに悪質なものだけだ。やつらからすれば、「イイ記事」になりそうだと言っているのかもしれない。世間の多くの人に情報を提供するのが彼らの仕事だ。それで、金を貰っている以上、仕方がないのかもしれない。だが、ちょっと待って欲しい。昔から酷い親、酷い教師、酷い生徒なんてものはいたはずである。その程度はどうにせよ、自分の周りにはいた。だからといって、それが全ての親、先生、生徒ではない。それを、マスコミは、日常的にいて当然のように扱っている。いや、そんな親しかいない。そんな先生しかいない。そんな生徒しかいない。そんな風に記事にするのである。その酷さを世間の平均ラインに標準化しようとするのである。酷いものが標準化されることによって、酷さは加速する。本当に酷い親だけか?本当に酷い先生だけか?本当に酷い生徒だけか?もう一度、自分の周りをみて考えてほしい。

2.マスコミが本当に教育現場を正そうとしてるのなら、模範的な教育を見せるべきだ。

今でも、必ず、成功してる学校は存在してるはずである。まさか、全てが全て酷いものばかりでもないはずだ。確かに数は減っているかもしれないが、あると思う。もし、仮にマスコミが本気で教育を考えているのなら、上で述べたことの逆をすればよい!つまり、いい教育現場を平均的な標準感覚にもっていくのである。人間の心理として、(これは自分だけではないとも思うのだが)、「周りの学校ではこんな素晴らしい教育をしている。」って思い込んだら、つまりこれが普通と思ったら、そこから線引きをする。そこから、プラスマイナスで善悪を判断するようになると思うのである。

3.まとめ

  1. マスコミは教育現場の酷さを教育現場の標準的な感覚にする。
  2. その結果、酷さは加速する。
  3. 本当に教育を考えるなら成功事例だけを伝えるべきである。


コメント

これが、自分の考える教育現場を改善させる一番の近道だと思う。
マスコミは正義感を持って仕事をする時代なんて、某大手企業のナ○ツネさんが終わらしてしまったか・・。
教育問題、どうなるんでしょうかね?
【やばいぞ】なんて言ってる釣り記事はほっといてさぁ、
こんなにも、うちの教育現場は素晴らしいんですアピールしましょうよ・・。