完全に男女平等な世界を考えてみる。(その2)

男女平等を叫んでいるやつは、嫌いだ・・。平等なんて言うなら、男性だけが、痴漢呼ばわりされる現実どうにかしてほしい・・。なんて思う今日この頃・・。
そこで、完全に男女平等な世界を創造(想像)してみる。

前回までのあらすじ

西暦2100年に男女完全平等法が可決。以後、社会から男女の一切の区別が撤廃された。
完全に男女平等な世界を考えてみる。(その1) - ペン君流ことわさ日記。

可決直後の社会

男女完全平等法が可決された直後、社会的に大きな変化があると思われたが、実のところ、前とそれほど変わらない日が続いた。当然、この法案に関して、反対者も多かったが、何がどう変化するか、解らないというのが本音だろう。
性行為を禁止されたことは、確かに大きかったかもしれないが、この時代の人々にとって、子孫を作るというのは、試験管で行われることが多かったためか、案外、反発は少なかった。
くれぐれも、現段階で注意したいことは、「男」も「女」も社会的になくなったというだけで、実際には違いは存在している。
しかし、人々は、個人によって顔の違いがあるのと同じように、性器が前についているか、下についているかの違いだけだという認識に至ったのである。
一方で便所や更衣室も浴室などは、「前の人のための場所」「下の人のための場所」と名前が変わっただけのように思われた。両方の人に同様なサービスを提供すれば、問題ないと、多くの人が考えたようである。


ところが、そんな折事件が起こる。
「あなたは、人の顔の善し悪しによって、サービスすることを変えるのですか?!」
そんな意見があちらこちらで立ち始めたのである。
(つづく)