今更だから1+1を考える

 1+1=2
これは算数では当たり前のように習う式である。「こんなことを今更言われても、読者を馬鹿にしているのか?!」と苦情が飛んで来そうなほどである。
これを小学生で教わる時以下のような例えが出てくる。

りんごが1個あって、もう1個リンゴを持ってくると2個になる。

というようなものだ。これも当たり前だ。と言われてしまいそうだが、本当にそうなのかと考えることがある。
リンゴを2個にしたつもりでも実は1.99個になってしまわないだろうか?ただ、観測者である人間が気付いていないだけなのではないか?言えば、質量欠損に非常に似た現象が起こることはないのだろうか?いや、実際には起きているが起きても観測できないだけかもしれない。
日常生活においてはどうでもいいことである。気にする必要もない。


 普段当たり前と思っていることをもう一度考え直してみるのは面白いと思う。それは大人になってからでしかできないことも多い。理論を立てるのが難しいものを子どもの間は当たり前のモノとして教えてもいいと思うのだ。
それが本当に当たり前かどうかを考えるのは、大人になってからすればいい。