電車男〜若者よ奮い立て!〜

 最近電車の乗車中のマナーがあまりよろしくない人が増えている。
電車に揺られ僅かな時間に寝たい私からすれば騒がしい人は迷惑だ。また、運良く座席に座れたにも関わらず隣の人が眠っていて寄り掛かってこられるのも困りものだ。
 今日実際に出くわした男性の話をしよう。電車の中でイヤホンから漏れる音に苛立ちを感じたことがある人も多いはず。今日会社からの帰宅途中電車に乗っていた。偶々空いていたので席に座ることができた。それが悪夢の始まりであった。隣の席に男性が座っていた。*1うるさい。また、イヤホンの音漏れか・・と私は思ったわけである。が、実際は想像を超えていた。こやつは、イヤホンも付けずに携帯でテレビを見てやがる。イヤホンも付けずにである。普通に聞こえる音量で野球を見ているのだ。否、正確には間違いだ。寝てやがる。テレビ付けて寝てやがる。こいつはオヤジか!!さらにだ、寄りかかってきやがる。さらにだ、携帯を私に落としやがる。挙句の果てに謝るということも知らないらしい。
 思わず睨みつけてしまったわけであるが、私も大人だ。大人らしい振舞いをせねばならぬ。
この堕落した根性を叩き直してやらねばならぬ。そう思った私は携帯を取り出した。
そう、この男性を奮い立たせねばならぬ。
私は取り出した携帯の音量を最大にしてをこやつの耳元の近くに持っていき、隠し持っていた着ボイスを鳴らしてやった。




「アウト!セーフ!よよいのよい♪」
若者よ奮い立て!
*2

*1:浪人生だろうか・・そんな感じの男性だ

*2:※男性については本当の話です。私の行動はフィクションです。