奴隷制度を廃止しすべきだったのか

日本ではまずお目にかかれないのですが、世界の至る所にまだ「奴隷」が存在しており、奴隷商人や奴隷制度などもちゃんとあるとのこと。それどころか、人類の歴史上、実は現在が最も奴隷の数が多い時代だそうです。

中でもハイチは非常に貧しい国で、9歳の少女が50ドル(約4900円)で奴隷として売られているとのことです。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080326_slave_haiti/

非難覚悟で少し考察してみる。
人道的非難があることも承知の上で考えてみる。

一つの仮説

奴隷制度が公的に廃止されることにより結果として奴隷の人数は増えるのではないか?


私がまず、初めに感じた感想は何故これほどの価格で奴隷売買が成立するかということである。原因は賃金格差が激しいから。本当にそれだけだろうか。仮に奴隷制度が認められていれば、私は購入してしまうだろうと考えるのである。このように考える人は多いはずである。実際ブクマコメントで買っちゃえばという意見すら出るくらいだ。おそらく需要はあるのだ。
つまるところ経済学で奴隷を考えるべきだと私は考えるわけである。経済学の専門家ではないので、大雑把に。その上で需要と供給で考えなければ奴隷は減らないと思うのである。幾ら全世界的に法律の規制をしたところで必ず闇の売買は行われてしまう。それが現在の結果ではないか?
法律規制や道徳観念により需要を下げるとどうなるのか?結果として奴隷の価格は下落する。これは致命的である。奴隷の原因がその貧しさから生まれるにも関わらず、価格が下がるのである。奴隷として売っても現地でさえ4900円。およそ1/10年程度の額にしかならないのである。

 国民1人あたりのGNPは、約330ドル(およそ4万円)となっています。日本の100分の1の年収なのです。このように少ない収入では毎日の生活で精一杯であり、教育に使えるお金などない家庭が大部分です。

 しかし、日本円で約1万円のお金があれば、ハイチの子供1人が1年間教育を受けられるのです。日本の1万円がハイチでは数倍、数十倍の価値を持つのです。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080326_slave_haiti

このお金では人生の中で奴隷が一回限りということはありえないだろう。奴隷生産工場とでもいうべき状態に陥るのではないか。

上の仮定が正しければ

私たち先進国がすべきことは、奴隷制度の廃止ではなく。奴隷制度の保護ではあるまいか?一人当たりの奴隷が400万円だとしてみよう。
これだけあればハイチの人間は一生暮らすのにこと足りないはずである。間違いなく奴隷の数は激減する。国自体が裕福になり奴隷の必要がなくなれば奴隷制度は自然消滅する。今、奴隷そのものを否定し根絶を考えるならばやるべきことは逆ではないのか?
国の現状を見ずに先進国の道徳観念だけで奴隷制度を廃止すべきことは危険ではないのか?

コメント

私は経済学の専門家ではありませんので詳しいことは分かりません。一つの考え方として挙げさせていただきます。
非常に雑な考察ですが、一度考えてみてはいかがでしょうか?