回る冷蔵庫読者のわがままを記事にしてみるテスト - ペン君流ことわさ日記。より

冷蔵庫というものは時に意思を持つことをご存じだろうか?
今日は語り継がれる都市伝説の一つを記事にしようと思う。

ある都会の真ん中に一人の少女が住んでいたそうです。その子が早くに親を失くしてしまい、大変ながらも一人暮らしをしていたそうです。その女の子が高校生になるかならないか、そんなある日のことです。
ふと気付くと冷蔵庫が少し斜めになっています。この冷蔵庫は親と暮らしていた時からずっと変わらず使用していて親の形見とも言えなくはないものです。少女は不思議に思いました。ドアを開ける時に勢いあまって押してしまったのだろうか?その時は特に気にもしなかったので、斜めになった冷蔵庫を元に戻しておきました。ところが、次の日も冷蔵庫は斜めになっています。少女は少し気味が悪くなりました。そこで少女はその冷蔵庫を観測することにしました。次の日も、その次の日も少しずつ冷蔵庫は回っていきます。少女はいてもたってもいられなくなり、毎日怯えていました。ちょうど180度くらい回ったところでしょうか。
少女は少しでも気を紛らわそうとテレビをつけました。
「今日未明、冷蔵庫の電源コードから突然出火して家が火事になり男性一名が死にました。原因は商品RFの初期不良によるものだと思われます。」
少女は気がおかしくなりました。回っていた冷蔵庫もRFだったのです。
思わず少女は冷蔵庫の方に目をやりました。
冷蔵庫は、静かにその体に電源コードを絡めて泣いた様に水を滴らせていました。

という都市伝説をご存じだろうか?