経験値も持ってないメタルスライムに魔法使いで戦いを挑むのは止めにしないか?

いじめ問題に対してゲーム脳視点*1で考えてみる

コマンド

たたかう
にげる
ぼうぎょ
どうぐ


※これがいじめられてる時に使える主なコマンドです。人によっては「じゅもん」が使えます。

コマンド説明

たたかう

いじめをしているやつに真っ向から勝負すること

にげる

いじめをしているやつから逃げること

ぼうぎょ

いじめを我慢して耐えること

どうぐ

他の力を借りること

じゅもん

自分の特技や能力で様々な効果をもたらすこと

これを踏まえて

いじめに耐える必要なんか無い。
学校なんか行かなくていい。
嫌な集団に取り入る必要はない。
そんな集団に属さなくても、その子が生きられる集団はいくらでもある。
それが、今のその子には見えていないだけなんだ。

http://d.hatena.ne.jp/repon/20080407#p1

ということを考えてみよう。
「モンスターがあらわれた。」これがいじめである。さらにパーティは一人。
さてこの中でもっとも選んではならないコマンドはどれだろうか?「ぼうぎょ」である。モンスターの攻撃が分からない状態で「ぼうぎょ」を選ぶのはまさしく自殺行為である。リアルな場では、時間が過ぎれば相手は逃げてくれるかもしれないし、一定のターンを終了すれば戦闘が自動終了するかもしれない。が、「モンスターよ逃げてくれ」というのはあまりに不自然である。
ところで「たたかう」はどうであろうか?これは相手によるだろう。
対象は経験値もないがHPの高いメタルスライム。自分は魔法使い。
これで「たたかう」は余りに無謀すぎる。仮に運よく会心の一撃が出たところで倒せない。倒せたとしても何の得にもならない。こんな状況で戦いを挑む意味はまったくないわけである。「たたかう」のは運動神経抜群の武道家に任せればいい。しかし、もしモンスターが倒せるかもしれないと思ったなら「たたかう」を選んでみてもいいのではないか。というのが私の意見である。
「どうぐ」はどうだろうか?つまり他の力とは他の協力を仰いだり自分を回復させる薬草のようなものもある。「もちもの」がなかった場合は選ぶことすらできないのであるが、場合によっては強力な効果を発揮することもある。
自分の「もちもの」を探してみるのもいいかもしれない。
やはり勝てない相手なら「にげる」がいいだろう。
というよりは他のコマンドを試してみてダメなら「にげる」しか選択肢はない。当然「しかし かこまれてしまった」というのは付き物である。しかし、相手はラスボスではない。モンスターの数は多いだけで雑魚敵である。逃げることはできる。この場合、囲まれてしまうのは、モンスターではなく周りの人間だろうが。
「にげる」というのは確かに正攻法である。
仮にメラしか使えない魔法使いならば「メラゴースト」など「おばけきのこ 一匹」辺りを相手に「たたかい」を挑むのがいい。運がよければ「なかまになりたそうにこちらをみている」となるだろう。その前にルイーダの酒場(ネット)で仲間を集めてみるのもいいだろう。

ともあれ、メンバーのいないパーティで「ぼうぎょ」という選択肢はあり得ない。

最後に

RPGというのは、抽象化簡略化された人生のようなものである。人生をゲームと思うことなかれ。ゲームを小さな人生と思う私である。

参考記事

2008-04-07