高速道路3社とクレタ人

問題:

東日本高速道路(東京都)、中日本高速道路名古屋市)、西日本高速道路大阪市)という「高速道路3社」があります。
「高速道路3社」の3社のうち西日本の交際費が明らかに高額です。
06年度の売り上げは順に8516億円、6717億円、7729億円でした。
3社が提示した06年の交際費の総額はそれぞれ中日本が51万円、東日本が234万円、西日本が1028万円でした。
彼らの提示した情報から、内訳で目立った違いは、大学教授ら「有識者等との意見交換会」への支出らしいことが分かっています。
中日本が4件で21万円、東日本が12件で75万円だったのに対し、西日本は120件で482万円もあった。交換会の開催頻度は中日本が3カ月に1回程度なのに対し、西日本は3日に1回のペースで開いていたと説明しています。
さらに、東日本と中日本は「相手先に政治家や官僚が含まれない」と説明したのに対し、西日本は「必ずしも相手方になっていないとは言い切れない」と留保しました。
最後に、西日本の広報室は「適切に交際費を支出している」と話しているそうです。

さて、問題です。上記の文章で疑うべき所を下の選択肢から選びなさい。

1.西日本
2.東日本
3.中日本
4.各社の情報を受け取った各署
5.記者

ヒント

1.西日本がの額が本当に異常であるかどうかを考えなければなりません。
2.東日本と中日本の額が低すぎるかもしれないということを考えなければなりません。
3.情報の正当性を全社再度、検討せねばなりません。
4.本来の交際費として妥当な額を考えなければなりません。

元道路関係4公団民営化推進委員会委員の猪瀬直樹東京都副知事の出した答え

交際費の総額は旧公団時代よりも抑制されており、コスト意識がうかがえる。会社間の格差が分かるのも分割民営化の効果だ。しかし、西日本の意見交換会は他社と比べて多すぎる。常識的に考えてこれだけの格差は不自然。どんな意見をもらったのかリポートを示し、国民への説明責任を果たすべきだ。

不正解!!


この場合まず全社の正当性を調査するところから始めるべきである。