この世に真の鬱ブログが存在しないたった一つの理由。

あるブログを見て「こいつ、本当にうつ病かよ。」と言った人がいます。もし仮にブログからうつ病かどうかを判断しようとするのであれば、大きな誤りである。基本的にブログから「うつ病」かどうか判断することは不可能であると私は断言する。


そもそもうつ病時において回復途上である場合、気分の波が存在する。薬の作用、それを飲んだ時間、疲れ、その他外部からの刺激。そういったものにより気分の波が変動するわけである。私の場合もそうだ。治療前や治療を始めたばかりのころは、気分はほぼ横這いで落ち込んでいると考えるべきであろう。私の場合は、発見が早かったせいか通院後しばらくの間、気分がさらに下降したのだが。
 結論から言えば、うつ状態で気分が落ちている場合ブログを書けるような状態ではありません。書きたいとも思わない。
ブログに何かしら書こうと思う時は、気持ちが多少落ち着いている時と言いかえることができる。仮に「死にたい」という文章が書きこまれたとしても、その時は多少落ち着いている状態である筈である。
「他のことはどうでもいいから、とにかく死にたい。」そう感じる時こそ激しく落ち込んでいいたというのが、後から感じた実感である。


「文章が書けている→気分が安定している」というのであれば、文章もある程度安定したものになる。うつ病であっても、暗い内容になるとは限らない。寧ろ、気分が安定した時のみに記事を書くのであれば、その文章だけをみれば反って明るく感じてしまうかもしれない。これはどんなうつ病であってもあまり変わらないのではないだろうか?躁鬱病であるならば、顕著に明るいブログになってしまうわけである。


抑うつ気分」にある場合には記事を書けない。これが真の鬱ブログが存在しないたった一つの理由である。

追記コメント

最近、「ブログを書けている私はかなり回復してきているのだなあ」と実感している。