サブキャラに人気が集まる理由を考えてみた。

るいんずめもりぃ 第286話「主人公が活躍するから面白い?」を読んでの感想。
アニメの人気キャラというのは後半になればなるほどサブキャラの人気の方が高くなる傾向にある。
例えばドラゴンボールのキャラの中で特に人気があるのがヤムチャだ。(ネット限定?)
どう考えても、悟空よりヤムチャだ。
「あのいじられっぷりは何よりも人気の証拠だ。」というのは、置いといて主人公が一番人気という漫画をみることがほとんどなくなった。それについて考えてみた。

「主人公=自分」という投影図

書く側にせよ読む側にせよ、話の主人公やその考え方を中心にとらえる。ま、当たり前だ。だから主人公なのだ。そこで感情移入しやすいキャラは誰なのかと言えば、やはり主人公自身なわけだ。つまり無意識の中で「主人公=自分」という投影を行ってしまう。当然例外もあるのだろうが。そこで自分自身から見たサブキャラクターという構図を考える。自分自身が一番好きという人間もいるだろう。しかし、多くの場合憧れの対象や好きになる対象から自分自身を無意識に外して考える。これがサブキャラクターに人気が集中する理由ではないだろうか?

何故、主人公にも人気が集まるのか

上の考えだけでは主人公が極端に人気薄になってしまう。しかし、実際には主人公も2,3番手ながら人気が集まることが多い。その場合の投影は「主人公=自分がなりたいと思う将来の自分」もしくは、「主人公=過去の栄光時の自分」を投影させているからではないだろうか?

仮に主人公が駄目人間だった場合は?
これも同じく「主人公=今の駄目な自分」という投影が働く。そんな自分を好きになろうという心が働く場合は主人公にも人気が集まるだろう。

「主人公=自分」

この感情移入ができない作品は面白みにかけるのではないだろうか?サブキャラに感情移入者が多いのであれば、そのキャラこそが主人公である。いずれにせよ、「主人公=自分」という構図を描けるキャラクターこそが真の主人公なのである。

結論(

  1. 「あなた=孫悟空」です。
  2. そんな孫悟空が大好きなのはヤムチャです。