(詩+小説)÷2 = ケータイ小説

ケータイ小説の形って新しい小説の形だなあ」などど思ってみたものの。

詩の世界にストーリーをつけてみたもの、これこそがケータイ小説という新ジャンルの姿ではないだろうか?
本来は詩は感動や叙情を表現するものであり、物語を表現するものではない。逆に小説は感動や叙情を表現するものではない。

ケータイ小説の今後の発展を考えてみる

ところで、小説における文章の形式は自由である。一方、自由詩こそ存在するが元々は定型詩が一般的であった。ケータイ小説は今のところ小説の要素が強く形式は自由である。今後、ケータイ小説が詩に近づく方向へ進化するのであれば、定型文の小説が出てくるのではないだろうか。
つまり、現在における詩がたどった進化を逆方向から辿るという道である。
だとすれば、ケータイ小説に5・7音の流れを組むものが誕生しても不思議ではない。


今、ケータイ小説は「詩」と「小説」の間で彷徨っている。どちらの方に近づくのか?それとも全く新しい形式が誕生するのか?

余談

文章の形式で、3次元形式ってあったら面白そうじゃね?文章のある部分のz方向に突起的な文章が存在したり。-z方向にもあったりとか。表現するのが難しそうだけど。