はてなブックマークがはてなの首を絞めている!

今月に入って私のブログのアクセスの中心は個人ニュースサイト。圧倒的に個人ニュースサイトです。有名なニュースサイトからだったり。
一方はてなブックマークの数はと言えば・・。アクセスが1000pv/日を超えるエントリですら0userですから。

1.ブログを始めた頃はアクセス数が気になる。

ブログを開設した当時、アクセス数を気にしている方は多いはず。
開設当時、私は全く気にせずにエントリを書いてました。はい、嘘です。気にしまくりでした。
今は全く気にしてません。はい、嘘つきました。今だに気にしてます。
読者が多いのは悪いことではない。問題は、アクセス数に踊らされてしまうことにある。アクセス数のためだけにエントリを書くということだけはしたくない。しかし、「書いた内容のエントリを多くの人に読んで貰えた。」という事実は嬉しいことです。

2.はてブ数≠アクセス数である。

多くの人にブックマークされるエントリは確かにアクセス数も多いエントリである。これは、間違いないだろう。ブックマーク数100を超えるエントリのアクセス数は確かに多い。しかし、アクセス数の多いエントリの全てがブックマークも多いわけではない。ということを忘れてはならない。

3.人気に対する考え方

他のブログサービスにおいても「人気記事」というものが紹介されていることが多い。この場合の「人気記事」はアクセス数とほぼ一致する。アメブロ、ヤフーその他、「人気=アクセス数」と考えていることが多い。それを踏まえて、はてなの「人気記事」はどうであろうか?全く、別の尺度で人気を定義している。つまり、はてなでは「人気=はてなブックマーク数」なのである。

4.ソーシャルブックマークを利用していない人は多い

現段階で何らかのSBMを利用している人は、ネット人口に比べて極めて少ない。寧ろ、利用している人の方が稀と考えるべきである。さらに、それをはてなブックマークに絞れば、考えるまでもなく極小であることが予想される。
さらに、はてなブックマーカーの利用者傾向には極度な偏りが存在する。そもそもSBMを利用しようと考える人にIT関連者が多くなったり、ネットのヘビーユーザーが多くなるのは当然といえるかもしれない。ブラウザの「お気に入り」で何が悪い。そう考えるのがネット人口の中の大多数の意見と言えるかもしれない。

5.注目度の偏り

はてな内で注目を集める記事は、はてなブックマークがたくさんついている記事である。上記の3、4を考えれば、はてなで注目を集める記事には偏りがある。これは、多くの方が感じている通りではないだろうか?

6.「はてなでは読んでくれる人が少ない」という勘違い

ここで、上記の1、2に戻って考える。「はてなでブログを始めよう」と考えた人間がいたとする。始めの頃はアクセスに伸び悩む可能性は極めて高い。開設したてで知名度が高いというのは稀である。そこで、どんな文章に人気が集まるのかを調査するわけである。ここで、落とし穴が存在する。

  1. はてな上の人気=はてなブックマーク数であること
  2. ユーザーの考える人気=アクセス数であること

これは致命的と言える。おそらく、はてなの人気記事を読んだ多くのユーザーがこう感じることであろう。
「このブログサービスでは、自分のブログに読者がこない」と。

7.結果

他のブログに去っていく。はてなのユーザー数は伸び悩むわけである。
勘違いしないでほしいのは、アクセス数とはてなブックマーク数は必ずしも一致していないということである。

8.補足

はてなブックマークのコメント欄は良いことばかり書かれているわけではない。それでも「人気がある」と扱われる。
それを始めて見たユーザーは、真っ先に逃げ出すであろう。
はてなブックマークのコメント欄を見る」→「炎上している?」→「人気がある?」→「はてなは止めておこう」
ということも実は多いのではないだろうか。

総論

はてなブックマークは、はてなの特徴の一つである。
はてなの特徴である「はてなブックマーク」を、はてなが全面的に押し出しすぎている。
それ故に「ブックマーク数が全てである。」という様に見えてしまうユーザーもいるのではないだろうか。
結果、多くのユーザーを逃している。


はてなブックマークが全てではない。
はてなブックマークは偏差値に似ている。
偏差値は頭の良さの全てではない。
同様にはてなブックマークはアクセス数の全てではない。
仮にあなたがアクセス数を稼ぎたいのであれば、はてなブックマークだけに気を取られてはならない。

最後に

頭の良さだけでは人生の価値は決まらない。
同様にアクセス数だけでブログの価値が決まるものではない。