考察:検索エンジンと思考停止の関連性
はじめに
おそらく既に、こういう意見は出尽くしているかもしれない。しかしながら、敢えて私はこのエントリを書きながら考えてみたいと思う。
検索エンジンが産んだ悲劇こそが思考停止ではないか?
Aさんが、ある問題にぶつかったとしよう。
ここでは例として「どうやったら大金が稼げるか?」という問題を考えることにする。
検索エンジン登場前
まず何から始めるか?それは考察と推測である。
お金を稼ぐためにはどうすればいいかを考察する。お金を稼ぐための考察し、推測し、創造する。
そしてその上で必要な情報を探しにいくわけである。しかし、その情報もどこで手に入るだろうか?というところから考えなければならない。
さらに得た情報に対して、考察と推測を繰り返し、必要に応じてまた情報を収集するわけである。
結果、個人としての解答を得るためには「考察」と「推測」から始まる。
答えに辿りつくためには「考察」「推測」なしにはありえないわけである。
検索で得られる答えには限界がある
検索で得られる情報というのは、おおよそ既知なものか他人の考えたことでしかない。一方、「考察」と「推測」によって得られた結果は新たな情報となり得る。既知ではない答えが産まれる可能性を秘めているわけだ。いや、もちろん既知の情報だったりもするわけだが。
思考停止を防ぐ、検索エンジンの使用法
まずは、「考察」と「推測」によって自分の答えを導くこと。
検索エンジンで検索するものは、それを裏付けるためのデータなり証拠となるものにすること。
そして、自分の答えが既に存在している情報であるかどうかを調査するために使用すること。
考察のまとめ
- 検索エンジンは思考停止型の人間を産み出す。
- 検索から始まる解答法こそが思考停止の原因である。