スーパーマリオのコイン1枚が?円くらいかを換算してみる(第一回目)

スーパーマリオブラザーズ

スーパーマリオブラザーズ

はじめに

スーパーマリオブラザーズのコインを日本円に換算してみようと思う。
第一回目では実際に計算を行う前の考え方についての説明を行う。


結論のみを知りたい方は第2回目からお読みください。

第0章:スーパーマリオブラザーズについて

知っている人は読み飛ばしてください。
スーパーマリオブラザーズとは、1985年9月13日に任天堂より発売され、世界的な大ヒットを記録したゲームソフトである。発売当時のメディアは同じく任天堂より発売されたファミリーコンピュータ(通称ファミコン)。
当作品は、配管工のおじさんである主人公マリオを操り、亀の姿をしたクッパにさらわれたピーチ姫を助けに行くという設定のアクションゲームである。
プレイヤーであるマリオには、スタート時にあらかじめ残数が設定されていて、敵にやられたり落とし穴に落ちたりするとマリオはやられてしまい、その残数が一つ減る仕組みになっている。残数を増やす方法も各種用意されている。また残数が増えることを「1UP]という。
残数を増やすための主な方法として、各ステージに存在しているコインを100枚集めることである。その他の方法には「1UPきのこ」というアイテムを入手したり、連続して敵を踏みつける方法等がある。プレイヤーの残数が0になるとゲームオーバーになり、スタート画面に戻るというわけである。

今回はこのコイン1枚が日本円にして幾らぐらいの価値を持つかを考えてみることにする。

第1章:「残数が減ること」と「ゲームオーバー」の考え方

プレイヤーであるマリオは残数が0になるまで、ゲームを続けることができる。ところで、世間ではプレイヤーの残数が減る毎に「マリオが死んだ」と考える人も多いようである。これは大きな間違いである。一部のゲームを除いて、当然のことながら死んだ者は生き返らない。作中でもプレイヤーのマリオが死んだとは一言も書かれていない。
ところで、マリオは残数が減るたびに、そのステージの最初あるいは途中から再スタートする。これはマリオが死んではいないと考える方が自然であろう。マリオは復活を果たしているのである。ただし、ゲームオーバーになった場合はその限りではない。
つまり「ゲームオーバー=マリオの死」と考える方がより自然である。


また、作中ではマリオは敵にやられたりした場合に残数が減る。敵にやられたとはどういうことか?マリオは動けない程の傷を負ったと考えるべきではなかろうか?
つまり「残数が減る=治療が必要な状態になった。」と考えるべきであろう。

第2章:プレイヤーの残数とコインについて

第一章では、「残数が減る=治療が必要な状態になった。」と結論付けた。「治療が必要な状態」からマリオは残数が減った状態で復活する。マリオは少なからず復活を果たしている。マリオは何らかの治療を受けているわけである。ここで、治療費用が発生することが予想される。
つまり、「コイン=何らかの形でマリオの治療費用にあてられるもの」ということが言えるのではないだろうか?
さらに言えば、「コイン100枚でマリオは一回の治療費用をまかなっている」と言える。


ところで、マリオの残数が減るパターンは様々である。敵にやられたり、落とし穴に落ちたり、火の海に落ちたりと多種多様である。また、ステージ毎に一定の時間が設けられていてそれを過ぎた場合もタイムオーバーとして残数が減る仕組みになっている。同じ残数が減るということは、先ほど治療を受けていると書いた。一方マリオの状態はどうであろうか?重症、軽傷、多種多様であろう。病気ということもあり得る。これら全ての状態をコイン100枚でまかなっているということである。治療費用が同じということは考えにくい。そこで考えられることは、コイン100枚が治療費用に直接充てられるわけではないということだ。
結論から言えば「コイン100枚でマリオは保険料を支払っている。」と考えるべきである。


コイン100枚によって保険料を支払い、治療費用はその保険で全額まかなっていると考えればマリオの怪我の状態に関わらず一定の金額で済むわけである。

第3章:マリオが加入している保険

マリオはどんな状態からでも残数さえあれば復活する。また火の海にも落ちるマリオは着てる服も買い直さなければならないことが予想される。
ずばり「マリオは海外旅行保険に加入している」のではないだろうか?
実際にマリオはピーチ姫を助けるために様々な場所を旅しているわけである。さらに、海外保険であれば怪我であれ病気であれ洋服代であれ負担してくれる。ここは、海外旅行保険と考えるのが自然であろう。


さらに言えば、マリオはやられる度に保険に再加入しているのである。

第4章:マリオの世界で流れる時間と現実の時間関係

海外保険料を考える上で必要なことは、場所と期間である。日本の海外旅行保険では、場所・期間により保険料が異なるからである。
マリオの各ステージには一定時間があり、それを超えると残数が減るようになっている。また、それをタイムオーバーと呼ぶ。
「タイムオーバー=保険の適用期間が切れた」と考えたい。
では、マリオが加入保険の適用期間とは?という疑問が当然生じる。マリオの1ステージに流れる時間に着目してもらいたい。各ステージで太陽が上り沈むということはない。
つまり、1ステージあたりに要する期間は1日未満であることが分かる。
海外保険の加入期間の最小単位が「日」であること考えてもやはり、「タイムオーバー=保険の適用期間が切れた」とすべきである。


余談ではあるが、それを考えると情けない話が出てくる。
マリオがタイムオーバーになってやられたとはどういうことか?
「タイムオーバー=保険に再加入するために、ステージの最初あるいは途中まで戻ること」となる。
時には、クッパの目の前で保険に加入しに引き返したりもしているのである。

第五章:マリオの旅する場所

(第2回目へ続く)


ファミコンミニ スーパーマリオブラザーズ

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